夢で君を（殺したい）

夢で見る君は…


リアルで見る君と違って

あまりにも無防備で

僕に対しての警戒心が

全くといっていいほど感じられなくて

リアルでは決して見ることができないだろう

そう思わせるくらいの笑顔を僕に見せるから



気が付いたら僕は君の白い首に手をかけて

ぎりぎりと音がするほどに締め上げていた

君の白い首に真っ赤な絞め痕







ねぇ…？

夢で殺してもヒトゴロシですか？

夢も君も（大切だから）

夢に向かって突っ走りすぎて

いつも一番近くにいる君を

そこに居るのが当然のように思ってた

君のことを忘れてる僕を叱りもせず

そばに居てくれてありがとう

今度は夢ごと君を包んで大切にするよ

無題

手に入れたら壊してしまいそうだから

でも手に入れなくても壊してしまいそう・・・・

ねぇ・・・・？

失わないようにするにはどうしたらいいのかな？

言いたいことを口に出しても出さなくても

結局、失ってしまいそうでとても怖い・・・・

どうせなら、完全に私に依存してて？

そしたら、私もきっとこんなに悩まなくてすむから・・・・
 

愛の味 君の味

君との距離がなくなった瞬間

口に広がるのは

さっき一緒に食べたアイスの味だったけど

ほんのり甘くて苦い

そんな味だった

 

正義論

狂気を薄く伸ばし切っ先を鋭く研ぎ

これで何人の首を狩ることができるだろう？

怒り・苦しみ・悲しみ・妬み

負の感情で大きく鋭くなる凶器は

一体どれだけの人を傷つけるだろう




でも今の僕の凶器は負の感情じゃなく

ただ強い決意と覚悟で大きく鋭く

大切な人をこれで守るから