ヤンデレ思考論

貴方の額に銃を突きつけて問う

『なぜ私だけのモノになってくれないの？』

私は
貴方だけをみて
貴方だけを愛し
貴方の為なら死すら怖くない
なのに貴方は
なぜ私だけを見てくれないの？
私だけを見てくれない貴方は
私の愛した貴方とは違うので
ここでサヨナラするのです

引き金を引く瞬間貴方の唇が動いた
『アイシテル』

大丈夫

「大丈夫」と君が言う
「まだ頑張れるから」と
誰が見てもボロボロなのに
消えそうな君が僕に微笑む

「もういいんだよ」と僕が言う
「頑張るなんて言わなくて」と
誰が見てもボロボロな君を
安心させるように僕が微笑む

限界は決めるものじゃないけれど
頑張るなんていって無理しなくていいんだよ
大丈夫、まだまだ時間はあるから
一休みしてもいい
ゆっくり傷を癒したら
また進めばいいんだよ
いつでも僕が隣にいてあげるから

避けられぬこと

終末は、いつでも突然やってくるものだと分かっていたのに



望むのは安定
今のままで進むことも
ましてや戻ることもない
選択はすべて放棄もしくは延期させ
生温い現状にただ体をまかせるだけ


望んだのは安寧
誰も争わず
誰も傷つかず
平和が表面上の現実であろうと
それでも目に見えるものが全て
だから別に構わない


それでも、毎日少しずつ何かが変わる
変わらない物、終わらないものなどきっとないのだ

だから、ほら
終わりは突然やってきて
こんなにも簡単に壊れてしまう…

無題

私はうたう

別れの詩（うた）を


私はうたう

出会いの詩を


所詮、傍観者たる私は

ただ、うたうことしかできない



けれど、その詩が

誰かの胸に届き

動かすことが出来ますように

桜散るころに

満開に咲き誇った桜

その樹を眺め漏らす呟き


『どうか散らないで…』


願うことしかできない無力な私は

散ることを止めることなどできない


けれど例え花が散ろうとも

その花が『桜』だったことは変わらない

だからいつか

また、桜散る頃にこの場所で会えますように

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それが決して叶わぬ夢でも・・・・
私は・・・・