気付かない罪

いつまで繰り返すのだろうか・・・・・

この手はこんなに汚れているのに

私はまだ気づかない・・・・・

私の表情、動作の一つ一つが

誰かを傷つけている


その凶器は振り返り様に何人もの人を傷つける

でもそれに気づくことはない。

そして、ふとした瞬間に気がつく

後ろには私が傷つけた沢山の人

私の背中にはその人達に付けられた大きな傷痕と血の痕

気にしなければ、決して痛むことのないキズ

けど、気づいてしまえば、いつまでも私を縛り続ける


それでも、まだ私は過ちを繰り返す。

どれだけ、傷つけても、傷つけられても。

人形

私は人形。

しかも高級で珍しい人形とかではなく

そこらへんにありそうな普通の人形・・・・・

飽きたら捨てられる運命でしかない・・・・・


例え人を救えても

飽きたらきっと捨てられてしまうんだろうな。とか


そういう事を考えてしまう。　

結局、何のとりえも無いもの、簡単に捨てられてしまう・・・・・

人形の気持ちなんて考えたこともない人間は

いつでも自分のことばかり・・・・・

だから人形は何もいわず何もせず

ただ無表情にされるがままになったのかもしれない

せまりくる影

近づいてくる足音・・・・

　　　　　　ひたひたひた・・・・

遠い、けれど確実に一歩ずつ近づいてくる・・・・

　　　　　　ひたひたひた・・・・


それは、きっと僕を奪う

そいつが来たら、僕は僕じゃなくなる


・・・・けれど、決して逃げられないから

じっとその時を待つしかないのだ

時が経ち

深い深い海の底

暗い暗い海の底

光の届かないそんな奥で

僕は１人で漂ってる・・・・

誰にも気づいて貰えない

ただ静かに僕はそこにいるだけ・・・

忘れ去られてしまったから

僕の時間は止まったから・・・・

アノ２年前ノ殺人ジケンカラ・・・・

今日も僕はただ海の底に漂うだけ・・・・

止まらない“時”

めぐる　　めぐる

　　　　　　　　　時の中で

まわる　　まわる

　　　　　　　　　世界がまわる


どうして・・・・

　　　　この世界は止まらないの？

どうして・・・・

　　　　君がいなくなった“あの日”

　　　　　　　　　　　　　　　壊れゆく僕と一緒に・・・・

　　壊れてくれなかったのだろう？


めぐる　　めぐる

　　　　　　　　　時の中で

まわる　　まわる

　　　　　　　　　　世界がまわる


この世界は動くのをやめない

少しずつ何かが変わる

少しずつどこかが壊れゆく


それでも

　　　　決して止まらない

この世界・・・・